竹宮ゆゆこ総合スレ SS補間庫
   

 

伝えたい言葉(5)



私は彼の頬を優しく撫でる。
手の平で形を確かめる様に何度も何度も…。
互いに見詰め合って、鼻先でつつく。

「ん…。良いよ、高須君がしたい様にしても」

そして彼が迷いつつも背中に回した手。
…それは高須君が私と触れ合いたいと勇気を出して伸ばしたサイン。

「ん…。ん、んう。ふ…、あ」

それを感じて私は高須君の唇を啄み、
重ねた唇で彼を誘い出す。

『カッコつけたり、気を使わなくたって良いんだよ?
 私に高須君の弱い所を見せて…』

と言わんばかりに、言葉では無く行動で示す。
甘く吸い、続けて唇でノックする。
高須君が私にノックを返してくれるまで繰り返す。

「あ…ふ、んむ…んっ。ん…んん」

しばらくすると高須君が恐る恐るながらノックを返してくれる。
母親に縋りつく幼児の様に私を抱き締めて…。
私は顔を少しだけ横にずらして、彼の口内に舌を潜り込ませる。

「ふっ…ちゅぷ。くちゅっ」

それを受け入れてくれた高須君が愛しくて、彼の頭をしっかり抱く。
そして奥へ奥へと侵入させると、私の気持ちが徐々に高揚していく。
暖くて甘酸っぱい高須君の味。
先程食べていた物の味だと分かっていても……甘い。

「ちゅっ…く。ん…ふ、あ…、ちゅっ!ちゅぷっ」

舌を絡ませて、ゆっくり彼の口内を蹂躙していく。

『私はここに居るよ…』

そう分かる様に舌の表明で頬肉、歯茎までねっとりとねぶる。
教わった訳ではないのに、こうやったら安心させてあげれると知っている。
同時に唾液も送る。
以前、私に彼がしてくれた様に…今度は私が教えてあげるの。
これが川嶋亜美の味。
甘えん坊になれる味だよ。
ってね。

「んっ…んんぅ。ちゅくっちゅっ。ぴちゃ…」

その次は舌先で彼を絡め取って唇で甘噛みする。

『守ってあげる。だからおいでよ』

と、更に強く抱き締めて優しく吸い付く。
時折息継ぎをしながら、時間を掛けて彼の理性を外していく。
良い意味で…ね。

「ちゅっ!………んっ。高須君、お部屋に行こう?」

最後に一回、短く舌に吸い付いて私は先程した様に額を重ねて囁く。

「お、う…」

蕩け始めた顔で返事を返す彼の手を握って起こし、そのまま手を引いて部屋の中に入る。
カーテンが閉められ、暗い部屋。
綺麗に整えられたベッドの上に彼を座らせて跪く。
私は部屋着のスウェットの中に手を入れて身体を撫でる。

「暖かいね。トクントクンってしてる…」

お腹から脇腹へ…何往復もさせて擦った後、
その手を背中に回して胸に頬を寄せて呟く。
ぎこちない手付きだけど、高須君を想いやる気持ちが自然と私をつき動かしていく。
本能で知っているのだ。
相手を慈しむ時の気持ちを…。
そして、そのまま両手でスウェットの上を脱がす。
露わになっていく男の子の胸板…カッコいいね。

「ちゅっ!ちゅっ!…あ、ふ…」

私は甘く口付けをする。
まずは鎖骨の下。
求愛の印を刻む為に…。
でも公には出来ないから…本当は首とかにしたいけど…ここなら良いよね?

「んっ…!ふっ…、ちゅっっ!」

そこに舌を這わせて数度啄んだ後、強く強く吸い付く。
同時に両手を背中に回して強く抱き締めて、そのまま押し倒す。

「ふ…あ、あむっ。ちゅくっ」

「っ…う。うぅ」

続いて舌を下に這わせる。そこは可愛い可愛い高須君の乳首…。
焦らす様に一舐めすると高須君が甘い吐息を洩らす。
男の子もココ気持ち良いんだ…、それとも高須君は特別弱いのかな?
ちょっとした発見に私は嬉しくなる。
また一つ高須君の事が分かっちゃった。

「ちゅっ!ちゅっ!ちゅぱっ」

彼の足の間に身体を割って入りイジメ続ける。
唇で甘噛みし、舌先でチロチロ。
こうされたらゾクゾクってしちゃうでしょ?
おちんちんが段々おっきくなってきて、お腹に当たってるもん。
優しく吸いながら左手を背中から胸に滑らせて、指先で乳首を転がす。
今だから言うけど、一人でしちゃった時のオカズは…こうやって高須君をイジメる事を想像したんだよ。

「っふ。ちゅくっ。んん…ちゅ」

それを思い出すと私の身体が熱を帯びる。
また高須君に愛し合えるんだ。
あの痺れる甘味を貰えるんだ。
って、お腹の中がジンジンと疼くの。

「んう?…ふふっ。ちゅぴ…ぴちゃぴちゃ」

高須君が私の頭を撫でてくれる。暖かい大きな手で…。
御褒美を貰って私は嬉しくて愛撫にも熱が入る。
爪先でコリコリになった乳首を弾き、印を刻んだ時と同様に強く吸い付いて、舌で溶かす。
そしてお腹でおちんちんをスリスリ。
すると高須君がヒクンッてなる。
「か、わしま…っくふ。気持ち良い…ぞ」
その言葉を聞いて私は次の段階に進む。
彼が『寂しさ』や『辛さ』から逃避したくて、
私と触れ合っているんだと理解はしている。

でもね…心がポカポカと暖くなる。
大好きな彼と戯れ合う事が出来て嬉しいんだ…。
だから二回目なのに…大胆になれる。
淫乱の様に…。

「んっ…おっきくなってるね」

そう言いながら左手を胸からスウェットに動かして、おちんちんを撫でる。

「川嶋の舌が…気持ち良いから…おぅっ」

人差し指を上から下にツツッと滑らせて根元を摘んで揉む。

「そっかぁ…。じゃあ、もっと気持ち良い事してあげるね」

元気になったおちんちん形を確かめる様に手の平で優しく撫でる。
一回、二回…何回も愛情を込めて揉みしだく。
そして、スウェットを下着ごと脱がした後…私も衣類を脱ぎ捨てて下着姿になる。
淡い水色の下着…フリフリなレースも付いてて可愛いでしょ?
高須君の為に、一番のお気に入りを穿いて来たんだよ…。

「ん…ふ。ぴちゃ…ちゅく」

「…はぁ。んん…、ふっ」

手でおちんちんの根元を支えて、下から上へ舌を這わせ、
ジワリジワリと強く…舌の表面で可愛いがる。
高須君の腰が微かに跳ねた。
「ぴちゃぴちゃ…。っん…、ちゅくっ」
おちんちんの頭の下まで達したら、舌先で小刻みに舐め回す。

先っちょや張り出した所、そういった敏感な部分をペロペロと愛撫してあげるの。
そう…この前は時間が無かったから、今日はたっぷり時間を掛けて溶かしてあげる…。
嫌な事なんて忘れてしまえる様に…。

「ふ…っ、ちゅっ。ん…う」

竿を横笛を吹く様に甘く吸いながら、舌を絡ませてみる。
唾液を含ませた唇を滑らせて、あむあむと食べてあげると高須君…堪らないって…。
押し殺した声で喘いでいる。

「…ほらぁ、逃げちゃ駄目だよ。ん、ん」

快感から思わず腰が引けてしまっている高須君。
その腰を手で引き寄せて、おちんちんの先に口付けする。
でも支えが無いから焦点が定まらない。
仕方無しに片手で腰、もう一方の手でおちんちんの根元を揉みながら支える。

「川嶋…なんかエロい……っう!」

その様子を見ていた高須君がそう呟くので、私は

「高須君はエッチなの…嫌?」

と聞いてみる。
凄く甘えん坊なチワワの声で、ね。

「い、や…どちらかと言うと好き……だな。
 …川嶋がしてくれるから…っ…良いのかもな」

「ふふっ♪高須君はお世辞が上手だねぇ?…実はね、こういう事…また高須君としたかった」

おちんちんの先を舌先で優しく舐めた後、私は続ける。

「だから高須君がして欲しい事、いっぱいしてあげる。
 もっと…私にエッチな事教えて。ねっ?」

そう言うとおちんちんがヒクンッて…可愛くなっちゃうの。

「お、俺も…川嶋の事知りたい…」

素直に言えた御褒美に口内に、おちんちんの頭を含んで、ねっとりとねぶり回す。
予想していた以上に、彼は私を見ていてくれたと分かったから…。

「ちゅぷっちゅ…ぷっ。ちゅくっ!ちゅぱ!」

徐々に吸い付いて、おちんちんを呑んでいく。
少し進んでは戻り、また奥へジワジワと…。

「ちゅぷっ、ちゅくっ!ちゅっ!ちゅぱ」

舌で絡め取り、彼の体液を啜る。
我慢出来なくて漏れたエッチな男の子の味…。
ちょっと苦い……けど嫌いでは無い。
何より高須君のだもん。

『美味しいよ…』

「ちゅぷっ!ちゅぱ!ちゅっ!ちゅうううっっ!!」

「っくあっ!あ、ああぅ…か、川嶋ぁ…あ!」

おちんちんを上顎にズリズリ擦り付けて、頭の下を舌で蹂躙する。
『高須君のエッチなお汁…もっと頂戴』

って強く強く吸っておねだりしてみる。
そして私はこの状況に発情していく。

アソコがジンジンと熱くほてって、
下着を濡らしていっているのを感じ、太股をモジモジと擦り合わせて我慢。
頑張ったら、きっと御褒美をくれる。だから我慢しよう。
ブラの中で乳首が痛い位に硬くなっているのも分かる。
一度サカリがついちゃうと…切なくなる、覚えたてのキモチイイ事をして貰いたくなるの。

「ちゅばっ!んん…ちゅばっ!ちゅっぷ!ふ…じゅっ!」

激しく抽出し、ねぶり、愛情たっぷりの愛撫で高須君を溶かす。

「っうあぁ!!も、もう…で、そう!」

息も絶え絶えに高須君が訴える。
だからラストスパートに目一杯呑んでおちんちんを包み、舌でチロチロ。強く吸って、擦ってあげる。

「ちゅくっ!ちゅぱっ!ちゅぱっっ!ちゅっ!っん!ん…ん、んう…」

高須君が達して私の口内に射精する…。
熱い…。
結構勢いがあるんだ…。ちょっと噎せそうになる。
かと言って途中で口を離したくはない、全部出しきるまで舌で舐め続ける。
だって高須君の精液だもん…。
教えてって言ったんだもん…。
ふふっ…こんな事してあげるのは高須君だけだよ。
私は手でおちんちんの根元を扱いて手伝ってあげる。断続的に愛撫しながら…。

レディコミだか何かでこうしていたのを思い出して、同じ様に後戯する。
出る物が無くなってもヒクンヒクン…。
おちんちんの頭に一回優しく口付けして、私は……口内で精液を転がす。
粘り気が強くて熱くてほんのり苦い…何だかエッチぃ味…。
確か飲んであげると男の子って嬉しいんだよね?
私は喉を鳴らして精液を咀嚼する。
喉に絡み付いて、なかなか飲み込めない。
でも、ゆっくりゆっくりね、う…苦い。

「んくっ…。っは…あは、飲んじゃった」

何て言うんだけ?
ああ…『ゴックン』だ。
それを高須君に見せながら私は微笑む。
唇から零れた残滓を指で掬って、悪戯っぽい上目遣いで彼を見ながら舌で舐め取る。

「はあっ…、ふ。わざわざ飲まなくても…」

身体を起こした彼が私を惚けた顔で見詰める。

「え…でも男の子はゴックンした方が嬉しいって聞いたんだけど……駄目?」

もしかしたら高須君は嫌だったのかもしれない。
はしたなかったかな…。
ちょっと心配になったので聞いてみる。

「いや…。あれだ……嬉しいけど…マズいだろ?多分…。でもありがとうな…」

そう言ってくれてくれたので私は堪らなくなる。
喜んでくれた…。良かった。
と…。

「ふふっ♪高須君…」

私はベッドによじ登り、彼の膝の上に跨がる。

「頑張った御褒美を頂戴。何しても良いよ?…高須君のしたい事しても良いから」

対面し、彼の首に腕を回して御褒美をおねだりしてみた。

「おぅ。ちょっと寝かせるぞ、よっ…と」

私は彼に抱えられベッドに寝かしつかされる…。
今更だけど、やっぱり恥かしい…。胸がドキドキしてる。
乳首を硬くし、濡らしているのを知られたら…高須君どう思うんだろう?

「あ…」

だがそんな事はすぐに霧散してしまう…。
彼が頬を優しく撫で、唇に口付けをしてくれたから…。
ほんの僅かだけど大河にだけ見せていた優しい顔で、
実乃梨ちゃんにだけ送っていた熱の込められた瞳で……私を見てくれた。
そして…自分から進んで私に口付けしてくれた。
その事実に私は目の前にピンクの霞が掛かり、思考がトロトロに蕩けていく…。
一番の御褒美だよ…。

「ん…ふぅ。んっあ…、は……ふ」

口内に侵入しようとする舌を迎え入れて、積極的に絡める。
先程より甘く…身体の奥が痺れる快感。
愛撫されている訳じゃないのに、疼きが増して堪らなくなる。

『発情期のばかちー』

に私はなってしまう…。
視界がトロンと蕩けて、夢中で彼を追う。

「っふ!…んん、あ…。んっ!」

口内で小刻みに彼が私と戯れる。
それを私は舌に甘く吸い付いて返す。
そうすると彼が…私の唾液を啜る。
そして…ブラを外される。
器用に片手を背中に潜らせてホックを外したの。
母親の物も洗濯してるから構造とかには馴れているのだろう。
…ちょっと妬けるね。それが母親だといっても…。
首から背中に手を動かし、軽く爪を立てて八つ当たりしてみる。
痛くない様にほんの少しだけ…。
そうやって『気付いてよ』と訴えかける。
別に彼女でも無いんだから妬くのは筋違いだよね。
分かってる…。仕方無いもん。
けど妬いちゃうのは女の本能だから…大目に見て。…ねっ?

「んっ、あ…あぁっ。ひうっ」

乳首を親指の腹で転がされる。ピリピリと痺れる刺激。
反対の胸に顔を埋めて、優しく舐められる。
我慢して刺激に飢えた身体に彼が愛撫してくれ、熱く蕩けていく。

「あ…、っくふ!やあぁっ…っん!」

小刻みにペロペロ舐められる、待望んだキモチイイ事。
快感に少し背中が反ってしまう…。

「ひあっ!…あうぅっ…、あんっ!」

乳首を摘まれて転がされ、ちゅぱちゅぱと反対の乳首を吸われる。
手の平で胸を揉まれ、時折噛まれる。
その度に私は甘く啼いて身体を捩らせる。

『そんなに吸ってもおっぱいは出ないよ…』

母性をくすぐられ、ふとそんな事を考えてしまう。
彼の頭を抱いて、髪を手櫛しながら背中から沸き上がる震えを耐える。

「あっ!はっ!はっ!…んうぅ!あはぁ…」

強く吸われ、舌で激しくねぶられる。揉みしだかれて乳首を弾かれる。
私は蕩けきった声で啼く。
胸だけでこんなになっちゃった…。
欲求不満とか以前に、やっぱり高須君がしてくれるから、気持ち良くて堪らなくなるのだ。

「んあっ!あ…っひ!あっあっ!ら、め…!」

続いて反対の乳首が吸われ、同じ様に愛撫される。
切なくて太股を擦り合わせて耐えているのは先程と同様。
だが御預けを食らっている気分になる。
下も触って欲しい…。
でも『好きにして良いよ』と言った手前、おねだりはしちゃいけない。
私は切なげに啼いて、彼の愛撫に身を任せるしか出来ない。
高須君の身体の下で必死に求愛の喘ぎを洩らすだけ…。

「はっう…っ!っん!んんっ!」

乳首の先がジンジンする。いっぱいして貰っているのに…

『まだ足りない』

と高須君に自己主張している。
暖かな柔らかい舌が這い、絡め取って、唇で摘まれ、強く吸われる。
胸に五指を埋め、思うままに揉みほぐされ、搾られる。
快感の波が絶え間なく襲い、身を捩らせて蕩けきった顔と声で喘ぐ。

「ひあぁ…やっ!っん!あっ!あっ!」

熱に浮かされて彼に抱き付き、瞳に涙を浮かべてしまう…。
彼の庇護が欲しくてわざとしている訳じゃない。
ただただ切なくて疼いて…彼に甘えるのが精一杯で…。
汗ばんだ身体を寄せて、高須君の腰に足を絡ませる。
高須君の辛い事を全て受け止めて、少しでも分かち合おうと彼のサインを拾う。

『上手…だよ。気持ち良い…』

と紡ぐ代わりに頭を撫で、首を反らして浅い呼吸で啼く。
チワワはチワワでも、つがいのチワワの気持ちで…可愛い高須君を褒める。
それは態度と仕草で…。

「っくふうっ!!っん!ん…、……あ」

乳首を噛まれ、身体に電気が走る…。
その電気を私は知っている。
達した時に流れる甘く痺れる電気だと…。
軽くだが達してしまった…。

一瞬だけ目の前が白くなって息が詰まる。
私はそれを自慰した時に知った…。

「お、おい…大丈夫かよ?」

私の反応が変わった事に驚いた高須君が問い掛けてくる。
乱れた呼吸を調えつつ、渇いた喉を唾液を飲み込んで潤す。
彼に達せられた事が堪らなく嬉しい。

「ん…高須君が上手だから……
 亜美ちゃん、ちょっとだけイッちゃった…」

彼をしっかり抱き締めて優しい声で囁き、頭に頬を寄せて撫でる。

「……おぅ。川嶋…って暖くて…良い匂いだし、柔らかいな。
 なあ…少しだけで良いから、このまま撫でて貰って良いか?」

高須君が進んで甘え始めた。
私は天にも登る気持ちを抑えて

「良いよ…甘えちゃえ」

と、更に強く抱いて頭を撫で、手櫛を続ける。
寄せた頬を擦り付けて、右手でポンポンと軽くあやして…。
造り物では無い慈愛の心で包んで癒す。
だけど高須君が見て無い所で、私はほてった身体を持て余していた。
そう。自分の身体を焦がす強い欲求に耐えながら…。


続く